Owners Voice 琥珀色の迷宮

誹謗・中傷、一人歩きする言葉の暴力…琥珀色の迷宮No.5

最近特に目立つのが新規のお客様が来られた時に口を揃えて云う言葉です。

「なんだあの野郎嘘ばかり云いやがって!」“ブルーラベルは高い。チャージ料が5,000円でワンショット20万の酒を勧められる。„とか、

色々のショットバーでよく聞かされる誹謗・中傷の数々、何とも情けない話である。

お客様も多少の警戒心はあるのでしょうが・・・・・・。

私の店の客単価はリピートのお客様、新規のお客様の平均単価6,000円〜8,000円位である。

ワンショット1,000円の酒も有れば、ボウモアバイセンテナリーの15,000円が最高の酒である。

あるお客様がこれを1杯飲んでこんな安くていいのですか?と聞かれた事もある。

そのお客様が2度目に来られた時にボウモアバイセンテナリーを15,000円で飲んだ話を行きつけのシットバ一で話したらしい。

すると「そんな馬鹿な!その酒がそんなに安い訳がない。偽物だ。」と云ったらしい。どこまでも懲りない野郎だな。

その酒を持っていない店の見苦しい男の嫉妬である。

昔からよく云われる“講釈師、見てきたような嘘を言い„別に見に来なくてもいい。

誹謗・中傷のたぐいはもうやめませんか。

仲良くこの不況を励まし合って情報の交換、あるいは酒の交換でもしながら乗り切りましょう。

誹謗・中傷をする人は聞く相手から逆に人間の品格を見抜かれている事をお忘れなく。

長いバーの歴史を築いてきた名バーテンダーの方々が一人一人と消えてゆきます。

この人達の努力を品格のない言葉の暴力で汚してはいけません。

私は今体調を崩して酒を飲めませんが夜暇が有ったら高名なショットバーへ行き店の表より一礼させて頂いています。

体調が戻り次第末席にでも座らせて頂き旨いカクテルを飲みたいと思っています。

年老いた体でシェーカーを振り石から血を絞り出した努力の結晶のようなカクテルを・・・・・・。

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